英語は、努力してもすぐには結果が見えにくい科目です。
だからこそ、「前より読める」「前より分かる」という小さな変化は、とても大きな意味を持っています。

先週末は、AIとビジネスをテーマにした、英検準1級レベルの長文読解に取り組みました。
AIは、社会、教育、エンターテインメントなど、あらゆる分野に入り込み、今や“知らずに生きることが難しい存在”になりつつあります。そんな現代的なテーマの英文に、生徒さんと一緒に向き合いました。

そこで感じたのは、1ヶ月前とはまるで違う姿でした。

通塾当初、その生徒さんは「ノートの取り方が分からなくて……」と話していました。
最初の授業では、板書を書き写すことにも戸惑いがあり、重要ポイントをどこまでメモすればいいのかも分からない様子でした。

しかし今では、私がホワイトボードに書く内容だけでなく、授業中に付け加える発展知識や考え方まで、自分から積極的にメモを取るようになっています。

おそらく、「この知識は後でつながる」「先生が言っていることには意味がある」と、この1ヶ月で実感してくれたのだと思います。

長文読解にも、確かな変化が見えています。

「最初は先生が読むのが速すぎると思っていたけど、だんだん慣れてきた」
「(複雑な構文の文章でも)前より、訳す時に詰まらなくなった気がする」

そんな言葉が出てくるようになりました。

私は、受験本番を見据えるなら、“速く正確に読む力”は絶対に必要だと考えています。
だから授業では、あえて実戦的なスピードで英文を読んでいます(TOEIC満点+米国トップMBAに合格する英語力で読むとこのスピード感、ここで文章を切って読むと理解しやすい、ということを意識して伝授しています)。

最初は苦しく感じることもあります。
ですが、そこから逃げずについてきた生徒さんは、少しずつ「英語を前から理解できる感覚」を掴み始めます。

単語を一つずつ日本語に置き換えるのではなく、構文を理解し、英文をかたまりで捉え、複雑な文章でも自然に意味を取れるようになっていく。その変化は、点数以上に大きな成長だと思っています。

私の中には伝授したいことが沢山あります。今教えられているのは、まだそのうちの1かもしれません。

それでも、生徒さん自身が「前よりできるようになった」と感じ始めている。
そして、ここに来る前は勉強時間ゼロだった生徒さんが、今は明らかに家で勉強をしています。

その変化が、何より嬉しいです。

少人数だからこそ、一人ひとりの変化を見逃さず、勉強法そのもの、考え方そのものまで丁寧に伝えることができる。
これからも、“ただ問題を解ける”だけではなく、難関大学で優位に戦える英語力を育てていきたいと思っています。